★水引「そうきち」情報ブログ
長野県松本地方に伝わる七夕まつり、七夕人形
長野の夏 七夕ロマン
松本の伝統行事である七夕人形は、江戸時代から松本城下の民間行事として、300年余り続いております。
もともとは全国にもあったとも言われてますが、松本独自の縁側文化となりました。
松本地方は8月7日の夜に、子供たちは、織姫様が彦星様と逢えるようにと自分の晴着を軒先にたくさん吊るして、
「どれでもお好きな着物を着てらしてください」とお星さまにお供えし、そして織姫様が天の川を渡るとき
着物の裾が濡れないように応援する、足の長いカーターリ(川渡り)人形と呼ばれる奴も飾る、夏の夜の
風物詩です。
これは五節句の一つで、3月の雛祭りや5月のこいのぼりや兜飾りと同様に、七夕の節句には木製の
七夕人形(着物をかける)とか和紙の七夕人形をお祝いとして贈ります。
そして毎年七夕のころ、五色の短冊を付けた笹竹と共に七夕人形を軒下に吊るし飾って、厄除けをします。
おりひめは織姫ですからお着物をお供えします。牛飼いの彦星は農耕ですので、お野菜をお供えし行事食には、
ほうとうや七夕まんじゅうなどをいただきます。
「着るものに困らないように、食べ物に困らないように」という願いです。
昔は、織姫様のお供をする七夕奴も一緒に吊るし飾られていました。奴は、川を渡り(カータリー)とか、
足長と呼ばれていて、ちょっと粗末な着物の裾を尻挟みして一緒に飾られていました。
きっと、天の川の向こう岸の彦星まで織姫を無事届けるお役目をしたのでしょう。
そんな、カーターリー人形は、織姫を護り助けるお供の奴さん。
影のお助けマン「カータリー人形」は、ちょっと愛嬌のある、足ぶらぶらの素朴な四角い奴さんです。
松本の夏の風物詩七夕にはぜひ「困ったときのお助けマン」カータリー人形も一緒に飾って楽しみましょう。
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