◆結納、顔あわせなどの情報
「結納」再評価の動き
6月は、ジューンブライド
結婚すると幸せになれると言われている月。挙式の前に行われる、金品を取り
交わし両家の結びつきを祝う「結納」という儀式。地域によってやり方は、様々で
すが堅苦しさを敬遠して行う人が少なくなっている。しかしここ最近では、つなが
りを大事にする観点から見直す動きも。
昨年結婚された神奈川県の女性の方よりホテルで「結納金とお酒を頂き夫婦と
なる区切りをつけられ、両家の理解と親睦も深められやって大変良かった。」とおっしゃってました。
ただ全国的に見て昨年は結婚した人の内、結納を行ったのは、関東約2割、
関西で約3割ということです。
理由の一つに仲人の存在。本来の結納は仲人が両家を行き来して取り交わ
すものだった。ところが最近は、仲人がいる結婚が約1%と少なく、結納を行
うことが少なくなっている。
場所も、ホテルやレストラン、料亭など略式の出会い型が多い。
結納の面倒な点は、地域差による行い方の違いです。関東式、関西式結納の
品目数や結納金、結納返しなど、悩むことが多い。
ある機関の調査によると結納金は、80万~100万円が中心のようです。
結納品目は、5品~7品が多いようです。結納、金品いづれも用意しなかった
という方も2割ということです。
最近の形式は「婚約式」といわれ、従来の結納の形式を残しつつ、指輪を
取り交わしたり、友人にも列席してもらったりして、楽しんでいるようです。
大震災後、孤独感を味わった人も多く家族の絆を大切にする風潮が強まり、
親族になる実感ができるようです。
結納を進めるのは確かに面倒ですが、結婚前にそれぞれの価値観の違い
を認識し、それをすり合わせておくことは、結婚後の生活にも大いに役立ちます。
読売新聞H24.5.6日掲載より抜粋
- 2019.07.13
- 00:12
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